研修員スピーチ

太陽光発電技術
〜モラッドさんの謝辞(アルジェリアから参加)〜

2016.4.14 閉講式

研修員:Mr. ATEK Mouad

世界各国から派遣された研修員は、北九州市(JICA九州)に集まり「太陽光発電技術」の技術研修に参加し共通の友人になりました。

閉講式でスピーチされたモラッドさん


閉講式記念撮影
JICA九州:井ア所長様、

KITA:古野理事長様、

来賓、紳士淑女の皆様


このコースを可能にしてくださった皆様に研修員を代表して感謝の言葉を述べられることを大変名誉に思います。このコースは7ケ国から、物理、機械工学、土木工学、電気工学など専門分野が異なる8名が参加しました。

研修コースの主題は“太陽光発電技術”で、内容は大学の教授、政府関係者、企業の専門家、KITAの専門家による講義、現場訪問など様々な方法、プロセスが組み込まれ、念入りに計画されてものでした。これらにより、我々は知識を深め、テーマの見方を広げることができました。


太陽光現場見学
これに関して、日本政府とJICA‚ KITA‚そして我々がこの研修に参加することはもちろん、成功体験が得られるようにしてくださった全ての方々に心からの感謝を表したいと思います。

また、有益で興味深いプレゼンテーションをしてくださった全ての講師の方々、企業の専門家にも深く感謝いたします。この他にも、再生可能エネルギー技術の設計者、職員、専門家からの説明と追加情報が加えられた現場訪問の素晴らしさを強調したいと思います。


 紳士淑女の皆様

“第一印象が最も長く続く”という言葉があります。それ故、JICAの皆様に、温かい歓迎、几帳面さ、おもてなしで迎えられ、絶え間なく配慮いただいたことに深い感謝を表したいです。

JICAは日本での初めてのスイートホームで、有益なオリエンテーションと講義で日本の文化、社会、経済、政治などをまとめて紹介してくれた最初のガイドでもありました。

JICA‚ ありがとうございました。来日して帰国するまでにしていただいた全てのことを忘れません。お世話になりました。


長崎にて
そして今日は、プログラム全体を通して付き添いいただいた植山さんと原田さんへの言葉を外す訳にはいきません。二人の温かい配慮と忍耐、寛容に深く感謝いたします。

植山さん(コースリーダー)、あなたは我々に最新のリーダー、優しい父、紳士としての姿と、マナー、洞察とインスピレーションの源としての実例を見せてくださいました。あなたは、我々の国で必要とする変化とチームワークを確立する最善のリーダーのお手本でした。

原田さん(コーディネーター)、あなたは研修員たちの文化の違いにも関わらず、柔軟にやさしく理解してくださいました。また、全ての難しい技術的なことも献身的に、粘り強く申し分のない通訳で進行してくださいました。全てに感謝いたします。

研修担当の迫野さんにも2ヶ月の間のおもてなしと継続的で配慮の行き届いたコース管理に感謝いたします。全てにありがとうございました。


コースを企画して実施してくださったKITAに深く感謝いたします。副理事長の上野さん、研修期間中に講義は少なかったのですが、あなたから学んだ事は我々と我々の国の発展にすごく有益なものでした。


現場実習中のモラッドさん
 紳士淑女の皆様

北九州に着いた時、我々海外の研修員はJICA九州のフロントスタッフから日本への温かい歓迎を受けました。この2ケ月間、まるで我が家に居るように慣れ親しみ滞在することができ、現場訪問から戻った際には心から安らぐことが出来ました。

いつもフロントにおられ、我々のよい旅を祈って両手を振ってくださったJICA九州の全てのスタッフに感謝の気持ちを伝えたいと思います。

帰りの際も時間帯や天気に関係なく、また両手を振って温かく迎え入れてくださいました。彼らは誠に熱心で、献身的なスタッフです。

特別に、我々が日本の環境へスムーズに適応して順調に生活できるようにしてくださった地域の皆様に感謝いたします。

皆様のおかげで、我々は毎日刺激的で、楽しい生活を送ることができました。ボランティアとして経費まで出していただきご家庭を訪問する体験をさせていただきました。

日本の伝統と生活様式について十分な説明をしていただきありがとうございました。我々は皆様と交流できたことをとても嬉しく、誇りに思います。

そして、研修員の皆様、我々は太陽光発電技術の効果的な推進という課題を考えるために60日間積極的に研修に参加し、忘れがたい2ヶ月以上の瞬間を共に過ごしました。

最後に、親愛なる研修員たちに代わり、研修修了後、どんな障害と困難があっても変化を成し遂げるまで努力し続け、レベルを引き上げることを皆様に約束したいと思います。それは、この研修での豊かな体験が身に付き以前よりもっと力が付いていると実感しているからです。

我々がどれほどの言葉と感謝の表現をしても、不十分ですし、我々が伝えたい素晴らしい感情を表せないと思います。

この素晴らしい国と親切な国民と我々すべてに神様の祝福がありますように。


ありがとうございました。