研修員スピーチ

先進国市場を対象にした輸出振興/マーケティング戦略(B)
〜アブドウラさんの謝辞(タンザニアから参加)〜

2017.9.22 閉講式

研修員:Mr. ABDULLA Rashid Abdulla

世界各国から派遣された研修員は、北九州市(JICA九州)に集まり「輸出振興/マーケティング戦略」の技術研修に参加し、共通の友人になりました。

閉講式でスピーチされたアブドウラさん


閉講式が終えて関係者一同で記念撮影

JICA九州 研修業務課長 井本浩之様

北九州国際技術協力協会 理事長 古野英樹様、

日本の九州で、この貴重な研修に参加し研修員を代表して感謝の意を表す機会をいただき大変名誉に思います。

この研修プログラムは日本政府と途上国間の技術支援と経済面での協力に密接に関係しています。具体的には、JICAの課題別研修(集団・地域別)により、雇用拡大へ寄与し、国内向けの製品生産と先進国向けの輸出振興のための新しいアプローチ方法を得て、私たちの国の経済を支えていただいております。

プログラムは、“先進国を対象にした輸出振興”をテーマに講義、グループワークショップ、工場・デパート・コンビニ等の現場訪問など、さまざまな学習方式により深く分析、討論、検討する機会となりました。

良好な学習環境にも恵まれ、製品開発と輸出振興の課題に関しての知識が深まり、視野が広がりました。


古野理事長より終了証書を授与されたアブドウラさん
東京、京都、広島への研修旅行も素晴らしく、日本の輸出商品とマーケティング分野の専門家たちから、さらなる情報と説明を得ることができました。

日本政府がジェトロを通じて対象企業の海外市場参入をどのように成功させたのか、即ち、収益を拡大しつつ、個人の才能を発揮できる場を設けることで障がい者を例外とせず失業率を下げたのか、その結果かつてない技術の時代に適応し続けている様を目撃いたしました。

研修プログラムが綿密に構成されていたことで、私たちは大きく目標を達成できたと思います。参加者全員がアクションプランの実施に向けてそれぞれの国の経験と将来の方向性を共有しました。

北九州国際技術協力協会の古野理事長、寺田副理事長、JICA九州研修業務課長井本浩之様の献身と優れたリーダーシップに感謝いたします。

あまりお会い出来ておりませんでしたが、ここで得られた有益なものは全て皆様の努力のおかげだと思います。本当にありがとうございました。


ワークショップ演習中の研修員
コースリーダーの中島さんとコーディネーターの仲村さんは、優れた能力でこのコースを成功に導いてくださいました。

この記念すべき瞬間をともにしていることに大変満足しています。ありがとうございました。

ホストファミリーの皆様の親切なおもてなしにも心から感謝いたします。
日本の伝統料理を楽しんで、歴史的な文化と価値について話し合いました。

また、清掃、食堂、受付、警備、客室係を含め精力的に働く九州国際センターのすべてのスタッフの方々にも感謝いたします。

最後になりますが、研修終了後、自分の国に帰って変革を起こし課題解決を達成するまで、どんな障害と困難があっても努力を怠らず、目標を掲げ続けることを約束いたします。


JICA九州の玄関で記念撮影
全研修を通じて得た豊富な学習経験により、私たちには各段に能力が備わったと感じています。

いろいろな国から参加したすべての研修員に、幸せな生活、新しい友情、素晴らしい経験、今後の成功が訪れることを願います。私の感謝の言葉は、どんな表現を使っても十分ではなく、切なる気持ちを伝えきれないとは思いますが・・・。


さよならを言うのは悲しいですが、別れの時です。

素晴らしい日本とその親切な人々に神の祝福がありますように。

ありがとうございました。