研修員スピーチ

2022年度 持続的な都市開発のための都市経営(A)
〜アーサーさんの謝辞〜

2022.11.28 閉講式

研修員:Mr. ABIGABA Arthur(ウガンダから参加)

閉講式で謝辞を述べるアーサーさん


閉講式終了後、関係者一同で記念撮影
ご列席の皆様

3週間に亘り実施された洞察に富み、多くの教えに満ち、また効果的であった集中型の2022年「持続的な都市開発のための都市経営(A)」コースも終了の時を迎え、私を含め、本研修に参加したウガンダ、エジプト、ベトナム、スリランカ、ラオス、モルディブの7名の研修員を代表致しまして、ここにご挨拶を申し上げます。皆様と本日、この閉講式でお目にかかれますことを嬉しく思います。


修了証を授与されるアーサーさん
 来館してから本日まで温かいおもてなしをいただいた講師の皆様、フロントデスクスタッフ、食堂スタッフ、そして北九州市コミュニティーの皆様等、本コースに携わるチームの全ての皆様に心からの感謝を申し上げます。皆様のお蔭で、私共の滞在および研修は、私共の今後に資する思い出深いものとなりました。今や北九州市とJICA九州は、自国に次ぐ2番目の我が家となりました。世界中の様々な場所から来日し、それぞれのバックグラウンドも異なる事から、私共研修員の中には、日本でどのような待遇を受けるのだろうかと不安を胸にやってきた者もおりましたが、実際の皆様との交流において、今や北九州というコミュニティーにおける大きな家族の一員だと思えるようになりました。

 滞在中、私共の日々の交流において「万事が良し」」と言うわけではありませんでした。皆様の期待に沿うような振る舞いが出来なかったこともあったかと思います。自国から遠く離れた場所で、一部の研修員にとっては全く新しい環境や文化になんとか馴染もうとする中で取ってしまった失態については是非お許しをいただければと願っております。


東田エコクラブ訪問
 研修について申し上げますと、本プログラムでは多くの事柄について知見を得ることができ、またプログラムは多くのことを学習棄却(アンラーニング)する機会にもなりました。来日前にジョブレポートを作成し、国内で直面する課題についてIASを記入するように求められました。ジョブレポートおよびIASの内容は極めて多様で、時には指摘を受けたように表現が曖昧なものもございました。それでも、本プログラムでは、全ての研修員が特定した全課題を網羅すべく十分に練られた包括的なコース内容をご提供いただきました。

 今回、多くのことを学びましたが、全てを学び終えたわけではありません。今後その成果をご覧になるかと思いますが、私共に今回伝授いただいた知識をいかに適用、活用するかについて来日前に記入をしたIASに基づいて、各自、アクションプランを作成しております。皆様の扉は私共に今後も開かれているものと信じております。そして、今後果たすべきコミットメントを実践していく中で、技術的アドバイスやご支援を必要とする時はいつでも、皆様が私共のために扉を開けて待っていてくださると確信しております。


門司港レトロ訪問
 この場をお借りしまして、JICAファミリーと日本国民の皆様へ私共の国・政府、更には持続可能な都市開発セクターに対して長年に亘り継続的に提供をいただいておりますご支援に対して心より感謝の意を表します。このような皆様からのご支援とご協力が今後更に強化され、私共各国の市街化地域の包括的かつ持続可能な開発を達成することが確かになることを願っています。

 コースリーダーのKITA山根さん、通訳も務めてくれた当グループの担当コーディネーター、プログラムオフィサーのJICAのぞみさん、皆様には初日からいつも傍に寄り添っていただき、感謝のしようがありません。また、門司港レトロ地区振興を担う市職員の皆様、北九州エコタウンセンターの職員の皆様、紫川マイリバーマイタウン開発プロジェクトに従事された市職員の皆様、北九州市職員の皆様、そして西鉄を始め、北九州市がいかに環境配慮型都市としてその地位を確立したかについて実践的な洞察をご提示くださったその他多くの関係者の皆様のご支援とご協力に感謝を申し上げます。


北九州エコタウンセンター訪問
 最後になりますが、私共各国のJICA現地事務所との連携の下、本研修プログラムの調整を主導くださり、本研修を実現すべくご支援、ご尽力を賜ったJICA九州のリーダーシップに拍手をお送りいたします。
ありがとうございました。
皆様のご健康を祈念致します。
さようなら。