研修員スピーチ

2024年度 アフリカ地域 村落給水衛生管理(B) new!
〜Noellaさんの謝辞〜

2024.12.17 閉講式

研修員:Ms. DUKUZUMUKIZA Marie Noella(ルワンダから参加)

アフリカ7ヶ国(エチオピア、ケニア、マラウイ、モザンビーク、ルワンダ、スーダン、ウガンダ)から計8名の研修員が、11月10日から12月18日までの5週間に渡り、北九州市のJICA九州に集まり、 水と衛生に関する技術研修が実施されました。

閉講式で謝辞を述べるNoellaさん


閉講式修了後、関係者一同で記念撮影
こんにちは!!
 このような研修プログラムに参加できたことをとても光栄に思います。私は、研修員仲間を代表して、JICAを通じ日本政府によるWASH(水・衛生)分野での貢献に心から感謝したいと思います。また、この研修の成功に貢献し、それぞれの国でWASH(水・衛生)を改善するために貴重な知識を提供してくださった国内外の全ての方々に感謝致します。
 私たちは2024年11月10日から12月18日まで「アフリカ地域 村落給水衛生管理」の研修プログラムに参加するために日本に滞在しました。このプログラムには、アフリカ7ヶ国(ルワンダ、ケニア、マラウイ、スーダン、ウガンダ、モザンビーク、エチオピア)からの参加者が集まりました。


現地視察風景
 この研修では、座学や現地視察、ディスカッション、参加者同士の交流を通じて、豊富な知識を得ることができました。私たちはそれらの中で多くを学んできました。それらは、
・深井戸ポンプの運転・保守・管理技術
・各種廃水処理技術
・アクションプランの策定
・緩速ろ過設備の運転
・標準活性汚泥法による下水処理
・市町村における水道施設の運営(小規模水道システムへの住民参加を含む)
・合意形成、水系感染症、その他の重要な問題

 また、私たちの国における現在のWASH(水・衛生)の課題を分析し、議論し、以下のような共通の課題を特定しました。
・水インフラ管理に対するコミュニティの認識不足
・農村地域の水道施設における運転・保守(O&M)不備(継続性がない)
・不適切な衛生サービス


水質検査実習風景
 この研修プログラムを通じて、掘削を含む水・衛生システムによる安全な飲料水供給と持続可能なO&M(運転・保守)を確実にするための必要な知識と技術を習得しました。日本の経験と参加者同士が共有する経験を活かして、私たち一人ひとりが、自国の水と衛生インフラの持続可能性を高め、より良い衛生慣行を促進するための行動計画(アクションプラン)を策定しました。
 改めまして、日本政府、JICA、講師の方々、特に緒方さん、河野さん、コーディネーターの高椋さんに心から感謝申し上げます。皆様の献身、優しさ、そして努力が、この研修を大成功に導きました。私たちは、得られた知識を私たちの国のWASH(水・衛生)分野に前向きな変化をもたらすために有効活用することを約束します。
 メリー・クリスマスと共に繁栄の新年を迎えられることを願っています。
ありがとうございます!!