研修員スピーチ

2025年度 地域の水問題を解決する実践的統合水資源管理 new!
〜Davidさんの謝辞〜

2025.08.15 閉講式

研修員:Mr. GUERRERO TAPIA David(メキシコから参加)

11ヶ国(ブラジル、キューバ、エチオピア、マダガスカル、メキシコ、フィリピン、ソロモン諸島、スーダン、タンザニア、ベトナム、イエメン)から計13名の研修員が、7月15日から8月16日までの1ヶ月間に渡り、北九州市のJICA九州に集まり、統合水資源管理に関する研修が実施されました。

閉講式で謝辞を述べるDavidさん


閉講式修了後、関係者一同で記念撮影
こんにちは
 統合水資源管理(IWRM)に関するこの国際的なコースを締め括るにあたり、研修員を代表して謝辞を述べることを大変光栄に思います。
 私たちは、学びと感動と共に、そして何よりも感謝の気持ちで一杯です。この革新的な経験に参加する機会に恵まれ、私たちの国、私たちの組織、私たちの家族、そして遠くから私たちをサポートし信頼と希望を寄せてくれた人々を代表して参加できたことに感謝します。
 当初から私たちは、単に知識を得るためにここにいるのではなく、科学技術、価値観、協力、公益への貢献を組み合わせたビジョンを持って、変革の大使になるという責任をもってここにいると理解していました。


研修風景1
 このコースを通じて、私たちはIWRMの概念を深く理解してきました。私たちはそれを経営戦略としてだけでなく、水や生命そのものの視点から理解するようになりました。これは人類、生態系、制度を統合することを私たちに求めるアプローチで、私たちの歴史や地域の現実を見失うことなく、将来の計画を立てる方法です。
 私たちは、国際協力に対する寛大なビジョン、人類の発展への投資、そして持続可能な開発は知識の共有と門扉を開くことによって構築されると信じている日本政府に心から感謝の意を表したいと思います。


研修風景2
 国際協力機構(JICA)のリーダーシップと信頼、北九州国際技術協力協会(KITA)のプロフェッショナリズムと非の打ちどころのない組織に感謝します。JICA九州研修課長の長井さん、ご支援ありがとうございました。
 JICAオフィサーの河野さん、たゆまぬ献身と温かさ、そしてこのプログラムのあらゆる部分を円滑に進めてくださったことに感謝します。そして、コーディネーター兼通訳の山根さん、言語、文化、人々の間の重要な架け橋になっていただき、ありがとうございました。あなたの明晰さとプロフェッショナリズムは、私たちをあらゆる場面で助けてくれました。
 私たちを歓迎してくれた企業団体、専門家、教授やアドバイザーの皆さん、そして全てを可能にするために舞台裏でたゆまぬ尽力をしてくれた運営スタッフの皆さんに感謝します。
 そして、コースのリーダーである緒方先生の寛大さ、知恵、献身に特別な感情を込めて、深い感謝の意を表したいと思います。緒方先生は、水と教育への情熱で私たちにインスピレーションを与え、この分野で重要な大義に人生を捧げることの意味を示してくれた模範です。


研修風景3
 また、親切に迎えてくださった日本の方々にも心から感謝申し上げます。私たちはあなた方から、働き方、規律、他者への敬意、自然、そして細部へのこだわりなど多くのことを学びました。ここでは、全ての業務が敬意、献身そして完全なコミットメントを持って実行されました。その生き方は、私たち全員に永続的な印象を残しました。
 今日、重要な技術や制度を通じてだけでなく、リーダーシップ、協力、ビジョンの共有を通じて、私たちは私たち一人ひとりへの投資が現実的で永続的に実を結ぶという確信を持って去ります。私たち一人ひとりは、アクションプランに懸命に取り組み、学んだことを応用して共有し、地域社会の変革に積極的に貢献し、両国と私たちの絆を強め続けるという決意を持って帰国します。どうもありがとうございました。

David Guerrero Tapia
メキシコ