研修員スピーチ

2025年度 持続的な都市開発のための都市経営(A) new!
〜Wildanさんの謝辞〜

2025.10.27 閉講式

研修員:Mr. ABDURRAHMAN Wildan (インドネシアより参加)

9ヶ国(カンボジア、コートジボワール、エジプト、インドネシア、ラオス、パプアニューギニア、スリランカ、ベトナム、ザンビア)から10名の研修員が、2025年10月6日から10月28日までの23日間、北九州市のJICA九州に集まり、都市経営に関する研修が実施されました。

閉講式で謝辞を述べるWildanさん


閉講式修了後、関係者一同で記念撮影
ご列席の皆様
 「持続可能な都市開発のための都市経営」コースの研修員全員を代表してここに立つことができて本当に光栄です。今日は、私たち全員にとって本当に有意義で感動的な旅の終わりです。
 先ず、このような貴重な機会を提供してくださったJICAに深く感謝申し上げます。過去数週間で、私たちは持続可能な都市開発に関する知識を高めただけでなく、自国でより良い政策や解決策を実施する方法について新たな視点を得ることができました。私たちが日本で共有した教訓と経験は、間違いなく、より強靭で包摂的で持続可能な都市を母国で構築するのに役立ちます。
 時間と洞察を惜しみなく共有してくださったJICAとKITAの関係者や専門家の皆さんの優しさ、忍耐、献身に感謝します。特にこのプログラムを円滑に進める上で重要な役割を果たしてくれた以下の方々に感謝しています。


研修先での集合写真1
 JICA研修業務課ののぞみさん、この研修を通して、絶え間ないサポートと調整をありがとうございました。コースリーダーの八田さん、専門的な指導とこのプログラムに関する深い知識を共有してくれました。そしてもちろん、研修コーディネーターの麻文さん、スケジュールを守り、常に時間厳守を心掛け、そして行動計画を完了するよう(何度も何度も)思い出させてくださり、毎日私たちを手伝ってくれたたゆまぬ努力に感謝します。あなたの忍耐とエネルギーは私たち全員に本当にインスピレーションを与えてくれました。
 また、北九州市や福岡市などの実践的な教訓を共有しながら、温かくオープンに迎えてくださった講師、市の関係者、現地視察ホストの皆様にも心より感謝申し上げます。持続可能な都市開発の実際の事例を見た経験は、私たちに忘れられない印象を残しました。


研修先での集合写真2
 このプログラムは、技術的な知識を超えて、さらに価値のあるもの、つまり国を超えた友情と協力を私たちに与えてくれました。私たちはそれぞれ異なる経歴を持っていますが、共通の目標を見つけ、より良い都市と人々のより良い生活のための共通の夢を見つけました。
 そして、この旅を思い出深いものにしてくれた研修員の皆さんについて触れさせてください。
ザンビアのジョイスさん、コートジボワールのライオネルさん、エジプトのカマルさん、パプアニューギニアのネリーさん、スリランカのルワンさん、ベトナムのアンさん、ラオスのロバートさん、カンボジアのノベルさん、インドネシアのレザさん。
 私たちは一緒に学び、数え切れないほどの発見を共有してきました。私たちは世界のさまざまな地域から来ていますが、将来の世代のために、より持続可能で包括的で住みやすい都市を構築するというひとつのビジョンを共有しています。


研修先での見学風景
 私たちはそれぞれの国に戻るにあたり、新しい知識だけでなく、新しい友情と変革を実現するためのより強い決意も持ち帰ります。これが終わりではなく、両国とJICAのみならず、持続可能な都市開発のパートナー・同盟国として、研修員全員が長期に渡る協力の始まりとなることを心から願っています。
 最後に、研修員を代表して、滞在中に不快で迷惑をおかけするような言動があったとしたら、深くお詫び申し上げます。それらは決して私たちの本意ではありませんし、プログラム全体を通してのあなた方の忍耐、優しさ、理解に心から感謝しています。
 改めて、研修員を代表して、JICAとKITAの寛大さ、プロフェッショナリズム、温かいおもてなしに心より感謝申し上げます。あなた方は私たちを本当にひとつのグローバルファミリーの一員であると感じさせ、より良い都市の未来に向けて協力してくれました。
テリマ・カシ。ありがとうございました。