研修員スピーチ

2025年度 青年研修 再生可能エネルギー(C) new!
〜Mwambaさんの謝辞〜

2025.12.17 閉講式

研修員:Ms. KATEMA Mwamba(ザンビアより参加)

2025年11月30日から12月18日までの約20日間、8ヶ国(ガイアナ、ヨルダン、レソト、マラウィ、パレスチナ、パラグアイ、ザンビア、ジンバブエ)から13名の研修員が北九州市のJICA九州に集まり、再生可能エネルギーに関する技術研修が実施されました。

閉講式で謝辞を述べるMwambaさん


研修先での集合写真1
ご来賓並びにご列席の皆様 こんにちは
 JICA再生可能エネルギーの研修プログラムに参加するために世界7ヶ国から来日された素晴らしい研修員仲間を代表して、この感謝のスピーチをできることを心から光栄に思い、感謝しています。この数週間での経験は、仕事としても個人的にもまさに変革的でした。 この旅が私たちにとって何を意味するのかを伝えるために、日本の「いきがい」という概念について振り返りたいと思います。これは、真の幸福とは、情熱、使命、職業、天職の交わるところにあると教えています。
先ず第一に、情熱と職業です。
 講義が進むにつれて、私たちの再生可能エネルギーへの情熱は次第に明らかになってきました。太陽光、バイオガス、水力、地熱、水素など多様な技術を学ぶことで、このプログラムは私たち一人ひとりに新たな興味を引き出し、専門的な視点を深めて、更に貢献したい分野を明確にする機会を与えてくれました。


研修先での集合写真2
次に、使命と天職です。
 私たちは、北九州の驚くべき歩みと持続可能性へのコミットメントに感銘を受けました。1900年代初頭の深刻な汚染の浄化から、SDGs目標7に沿った野心的な2050年のネットゼロ目標に至るまでです。この話は、意義のある変化が可能であることを私たちに教えてくれました。私たちは独自の方法で、専門職を活かして都市や国を改善し、クリーンエネルギーの普遍的な利用と世界的なネットゼロの課題に貢献していきます。

 私たちは日本に恋をしています。美しい景色や先進的な技術だけでなく、特に日本の人々に惹かれています。環境、文化、人類に対する温かさ、親切さ、深い敬意は、私たち全員に強い印象を与えました。日本は世界で唯一『地獄』でさえも美しい場所で、喜んで再び訪れたい国です。


研修先での集合写真3
 この卓越した質の高いプログラムを提供してくださったJICA、主催者、ファシリテーター、講師の皆様に心より感謝申し上げます。理論と実際の現地訪問がシームレスに統合されたことが、私たちの学びを大いに豊かにし、再生可能エネルギーによる解決策が実際に実施されている様子を目の当たりにすることができました。これらの経験は私たちの理解を深め、自国でこの知識を活用することに役立つことでしょう。

 また、JICAスタッフの皆様にも心から感謝申し上げます。皆様の温かさ、親切さ、そして文化や人間性への深い敬意は、私たちに日本滞在中ずっと心から歓迎され、大切にされていると感じさせてくれました。また、私たちの組織や自国政府(不在ですが)が、私たちを信頼し、貴重な知識を得る機会を与えてくれたことにも感謝申し上げます。


研修先での集合写真4
 最後に、研修員の皆さんとの学びの共有、協力、友情に対して感謝します。多様な視点がこの研修をさらに意義深く、刺激的なものにしました。私たちは帰国するにあたり、技術的なスキルや専門的な洞察だけでなく、規律、自然と環境への敬意、協力の重要性について学んだことを持ち帰ります。このプログラムを通じて得られた知識と価値観は、自国の持続可能な再生可能エネルギー開発に貢献するのにとても役立つと確信しています。
改めて、JICAと日本の皆様に感謝します。この忘れがたい経験を、私たちはいつまでも大切にします。また、日本をもっと体験できる機会を期待しています。
ガイアナの仲間を代表して「サンキュー」
ヨルダンとパレスチナから、「シュクラン」
レソトから、「キエア・レボハ」
マラウィから、「ジコモ・クワンビリ」
パラグアイから、「グラシアス」
ジンバブエから、「マイタ・バサ」
そしてもちろん、ザンビアからは「トゥワタシャ」