研修員スピーチ

民生部門の省エネ推進(A)
〜ケマルさんの謝辞〜

2014.11.10 閉講式

研修員:Mr. CAKAR Kemal

6名(5カ国)の研修員は「民生部門の省エネ推進A」コースに参加し、約7週間、北九州市で共に過ごし共通の友人となりました。

閉講式でスピーチされたケマルさん


 古野理事長より修了証書を授与
・JICAからご出席いただいている皆様
 (天池様、内田様、原田様)

・KITAからご出席いただいている皆様
 (古野理事長、上野様、植山様、川口様)

・そして、親愛なる研修員の皆さん、


「民生部門省エネ推進」コースに参加する機会を与えてくださったことに、研修員を代表して心から深謝の気持ちを申し上げたいと思います。

私たちの感謝の気持ちは、全ての日本の人々に、また日本政府に、JICA、KITA、に、また私たちの研修を可能にしてくれたばかりでなく、成功に導いて頂きました全ての方にも捧げたいと思います。


 JICA九州セミナールームにて
この研修コースには、5つの異なる国から6人の研修員が参加しています。5カ国というのは、アルジェリア、エジプト、セルビア、トルコそしてウクライナです。

プログラムの主題に関しては、省エネに関してこの50日の間に、私たちは多くのレクチャー、視察、グループ演習、そしてガイダンスセッションを受講しました。これら全ては、学習するのに最適な環境と相まって、私たちの知識を深め、問題の観点を広げてくれました。

研修のプログラムは、省エネに関わる多くの異なったアスペクトを含んでいました。
たとえば、日本の省エネ政策の背景や現状、エネルギーに関する法律体系、省エネ対策、エネルギー管理基準、エネルギーに関わる診断、建築物に対する規則、SMEにおける省エネ政策等です。

各講義は、空調システム、流体機械、インバータ、太陽光発電、ヒートポンプそして電灯装置に関連する省エネの技術面に関するプログラムが含まれていました。一生懸命研修に励む私たちは多くの視察の機会に恵まれ、私たちの方も研鑽を重ね、今では視野を広げ、省エネ政策に関して対処能力を向上させることができました。


 夜の若戸大橋を背景に
また私は技術者の方や担当の方、専門家また実務家の方から、講義で学ぶ以上の情報や説明をいただくことのできた研修旅行に、非常に感銘を受けています。
 
私たちはこの研修プログラムが明確に求めている目的の、かなりのレベルにまで到達したと考えています。研修員全員が、自国で、省エネ対策を向上させたり、実施するに際して、経験や将来への方針、問題やそれに対する方策を話し合い共有しました。次は、計画ではなく行動に移るときです。

この点において、私たちは、私たちを受け入れてくださり、この問題について情報をくださった全ての講師の方、全ての人々に、心から感謝の気持ちを捧げたいと思います。すべてのセッションは興味深くそして私たちにとって大変有益なものでした。

研修員を代表して、私は日本の文化をより深く知るための好機を得ることのできた
ホームビジットや多くの活動を企画してくださったJICAとKITAの方々に深謝を表したいと思います。私たちは、神社仏閣、古民家を訪れ、伝統的な衣装を着せてもらい、好みの日本の食べ物を味わいました。箸の使い方も覚えました。


 研修企業訪問
「最初の印象は最後まで続く」とはよく言われることです。今この場で、JICAとKITAのスタッフの方々に、温かい歓迎、時間通りのスケジューリング、もてなし、そして最後まで続いたご配慮に対して、本当に感謝の気持ちを表したいと思います。JICAは、私たちにとって、最初の日本における懐かしい故郷です。私たちはここで受けたもてなしや親切な行為を決して忘れないと思います。

また、私たちのコースリーダーであるカワグチさん(川口CL)、そして通訳のハラダさん(原田CDん)に特別な感謝を捧げたいと思います。お二人は研修の間ずっと私たちを導いてくださいましたし、また私たちの研修がうまくゆくよう取り計らってくださいました。


「本当にありがとうございました」

Thank You Very Much ……………. Domo Arigato Gozaimasu