国際研修部トピックス

2019年度 「下水道システム維持管理(B)」コース
非常にまとまりのある素晴らしい研修チームでした

2020年1月17〜2020年2月28日

コースリーダー 末田 元

散水ろ床方式の模型を使っての浄化槽の勉強



本コースの研修期間は2020年1月17日から2月28日までの7週間研修で、今回が12回目となります。

「下水道システム維持管理」となっていますが、研修内容は、下水道の法律、経営・広報、設計、維持管理、工場排水対策などを学ぶ内容になっています。

このため、下水道事業をこれから進めていこうとする国からもこの研修に参加しています。

今回の参加者はブラジル(3名)、カンボジア、ジャマイカ、モーリシャス各1名の合計6名という構成でした。

研修を終えての感想は、何しろ皆さんが活発に研修に参加してくれたことです。

全ての講義、見学では非常に多くの質問がなされ、講師や説明者も研修員と一体となった研修ができたことを感じたのではないかと思っています。


佐賀市下水浄化センターのコンポスト施設見学(コロナウイルス対策でマスク着用)
講義中の質問に対し、他研修員から自国の実情紹介がなされるなど、途上国同士での情報交換も各所で見られました。

非常にまとまりのあるチームでうれしい限りでした。

この研修の途中から新型コロナウイルス問題が発生し、2月初旬からの東京、京都での研修旅行中では休日に楽しみにしていた観光旅行を中止した研修員もいました。

また、研修終了後の帰国時に母国で2週間の隔離を余儀なくされた研修員もいたようです。

このように大変な状況が生じましたが、研修員全員問題なく職場での勤務ができているようで安心しました。

研修で得た知識を自国に応用し、仕事に役立てていただきたいと願っています。