理事長挨拶
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理事長あいさつ

北九州国際技術協力協会
理事長 古野 英樹

新年あけましておめでとうございます。

トランプ大統領によるアメリカファースト主義は、中国、欧州との貿易摩擦に発展し、日本の鉄鋼、自動車を始めとする主力輸出産業にも影響を与え始めています。また、イタリ
ア、オランダをはじめ多くの国々でナショナリズム(国家主義)の動きが強まっています。英国はEU離脱の条件を交渉していますが、合意なき離脱に向けて進んでいるとの見方も
あり、更なる経済の不透明の要因となっています。
 一方、安倍首相は3期目、2021年9月までの任期を決定し、経済面では安定した運営が期待されていますが、中国、ロシア、韓国との歴史的問題、北朝鮮との拉致及び核問題等、近隣国との難題を抱えており、外交面では正念場の一年となりそうです。
 また今年の4月末で平成も幕を閉じ、5月から新しい元号になる予定です。政府は平成のその先の新しい国作りを目指しており、変革と更なる国際化に向かう年になると予想しています。
 このような環境下で、KITAは2011年からスタートした下記の2点の中長期的な視点のもとでの体質改革を続けて参りました。

KITA中長期指針
 1.KITA財産づくり
 2.「KITAらしさ」と「北九州立地の強み」追求

この指針に基づいて下記3つの新しい事業方針を2017年度から推進を開始し、2018年度までの2年間で成果を得る計画としています。その計画の概要と進捗は以下の通りです。

1.KITAブランド実現に向けた事業力強化・充実
 1)研修ブランド・・現地ニーズ把握からアウトカムフォローまでの確実な遂行
   (1)研修のさらなる充実
     a.研修員ニーズの的確な把握と確実なソリューションの提供
     b.多様かつ専門性の深化への対応と更なる研修先開発・充実
   (2)新たな研修コース受注に向けた仕組みの構築
     a.研修後の研修員フォローの充実および現地ニーズの確実な把握
     b.新たな研修ニーズの掘り起こしと研修課題抽出の継続推進
  【進捗】
    新たな研修コース受注に向けた仕組みの構築に関しては、ほぼ計画通りに推進できて
   いますが、研修日数短縮という新たな課題対応で苦慮しており、マスタープランの進め
   方を検討中です。
 2)技術協力ブランド・・公益目的事業継続・北九州中小企業のグローバル展開と収益事業
   の開拓
   (1)公益目的事業の継続推進
   (2)北九州中小企業のグローバル展開支援と収益事業開発の検討開始
     a.アジア低炭素化センターとの連携
     b.メンテナンス研修事業の強化・・北九州メンテナンス技術研究会(KME)の
       活用
  【進捗】
    ほぼ計画通りに進行していますが、収益事業開発検討につきましては、公益財団法人
   としての公益事業の枠内入るのかという課題が判明し、当面は様子を見ることにしてい
   ます。

2.事業運営効率化の一層の推進
 1)組織・業務分担の明確化と組織間連携の強化
   ・管理業務効率化とコスト抑制
 2)システムインフラの有効活用促進と機能充実
  【進捗】
    KITAの2018年度の収益は大変厳しいことが予想されており、管理業務効率化と
   コスト抑制について継続し、皆様のご協力をお願いしているところです。

3.公益財団法人運営の確立・・透明性・公正性及び情報公開の徹底
 1)保護情報の厳守と情報公開の徹底
 2)内閣府、北九州市の外部監査対応関連ドキュメント整備
 3)公益財団法人としての日常マナーの確立
  【進捗】
    10月には公益財団法人に義務づけられている内閣府の定期立入検査がありました。
   大きな指摘事項もなく終了しましたが、今後も更なる透明性と公正性をお願いされま
   した。
 

 以上のように、2018年度はほぼ計画通りに成果は得られつつあるところです。しかしながら、収益面では2017年度に引き続き非常に厳しい結果が予想されています。この困難な状況を北九州市、JICA九州などとの連携強化と合わせ、皆様の知恵と力をお借りして乗り越えていきたいと考えています。